色紙と半懐紙1/2サイズに和歌を書く

『墨』(芸術新聞社)の読者参加企画に出品した作品です。

普段あまり書くことがないサイズだったので

紙面構成に苦戦しました。


・色紙サイズ

【歌】今宵はと心得顔にすむ月の光もてなす菊のしらつゆ

【意】重陽節句の後一段と色のまさった菊に置く白露が、今宵は後の名月と心得顔に澄む月の光をひきたたせ宿していることだ。









・半懐紙1/2サイズ

【歌】行末の月をば知らず過ぎ来つる秋またかかる影はなかりき

【意】これから先、どのような明月を見るかはわからないけれど、今まで過ぎて来た秋には、このように美しい月を仰いだことはかつてなかったよ。


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